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邯鄲堂の寝言

鳥取市内の古本屋「邯鄲堂」の店主の四方山話

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新刊販売、駆け込みのススメ

新刊書の取り扱いのお知らせです。
邯鄲堂がいつもお世話になっている写真家の池本喜巳さんの新しい作品集、2冊をご紹介します。

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池本喜巳作品集 【因伯の肖像】 2,300円(+税)

2009年から3年間、日本海新聞で連載されていた「未来への記憶」が1冊の写真集にまとめられました。
池本さんが写真家として駆け出しの頃から40年近くの年月をかけて、ライフワークとして撮り続けてきた鳥取の人物のポートレイトと、取材時のエピソードなどが池本氏自身の言葉でおさめられています。

植物学者、画家、陶芸家、かもじ師、俳人、木地師、樵、漁師、万年筆職人……

総勢70名。
著名な方もいらっしゃれば、「こんな人が鳥取にいらしたのか」という方もあり、
その人物の生きた年輪に触れるような肖像写真の数々に、しみじみとした驚きと発見が詰まった一冊です。
池本さんには既刊に【近世店屋考】という素晴らしい作品集がありますが、この【因伯の肖像】も同様に「記録すること、記憶すること」について考えさせられます。
北条土人形の加藤廉兵衛さんの穏やかなお顔を拝見しながら、日本海新聞で連載中の3年の間にも失われていってしまった技と仕事を思いました。


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池本喜巳作品集 【そでふれあうも② 1974-1995】 2,200円(+税)

ご自身初の作品集【そでふれあうも】の続編にあたるもので、今やノスタルジーも感じるちょっと懐かしい山陰の風景の中、自然と、生きものと、人々とが屈託なく笑っているような、つられてこちらの頬もほころんでしまうような、幸せな作品集です。
巻末に【そでふれあうも】刊行時に池本さんへ送られた『畏友へ』と題した植田正治の文章がおさめられています。


2冊とも、邯鄲堂販売分には特別に著者サイン落款を入れていただいています。
早いもの勝ちですのでお早めに。


※新刊書や一部のオリジナル商品は4月以降増税に伴い価格が変わります。
※陶磁器の修理価格も現在見直しを検討しております。

増税前のスライディングお待ちしております。
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